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師走

今年も年末に向けて忙しくなって来ました。
年々少しづつですが増えて来ている顧客様、今回は御近所での竹垣改修工事です。

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四年前から毎年手入れ管理に入っているこちらの庭では竹垣が朽ちてきたので新しく作り替える事になりました。

以前の竹垣より幅を短くして庭を広く利用出来るようにしたいと要望がありました。
単純なような竹垣の配置も、ちょっとした位置関係で見え方が変わる物です。

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左右の位置関係で奥に誘引される暗示の効果をもたらします。

竹垣が新しくなると、より一層お正月感が出てきます。
お正月まで後少し、気を引き締めて年末を乗り越えて行きたいと思います。

松竹梅 完成

長く間が空いてしまいましたが、第二期工事の続きです。

築地塀を終えて、既存ブロック塀の仕上げに入ります。

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丸瓦を乗せて下地を塗ります。

御影石を貼り間延びしたブロック塀のバランスを取ります。

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そして仕上げは、土佐漆喰の中塗りとされていた半田塗りをヒントに現場の赤土を利用して施工しました。

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硬い表情だったブロック塀が土塀のやわらかい表情に変わります。

いよいよ植栽に入ります。

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まずは、この築地塀に合わせて赤松を植栽しました。
打ち合わせ時は、樹種は何にも決めずにいましたが、築地塀が出来上がるにつれて、これは赤松が似合うなと思い赤松に決めました。

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既存樹木のスモモと赤松が築地塀の雰囲気をより引き立たせます。

そして門側の庭は、日本の里山の代表的な風景竹林を提案させて頂きました。

竹林と言えば孟宗竹ですが、孟宗竹は成長が早く、わずか3ヶ月程で20m以上になるので、一般住宅では忌避されていました。

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しかし、今回植える竹は一般住宅でも植えられる竹として孟宗竹を品種改良したヒメアケボノモウソウチクと言う伸びない竹です。

ヒメアケボノモウソウチクは、平均5~6mにしかならずに管理もしやすい竹として近年注目されています。

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下草を植えて仕上げに入ります。

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最後に、築地塀回りに苔を撒いて苔の発生を促しまます。

これで、完成です。

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門前に植えられた百日紅をくぐり、竹林を通り抜けると築地塀が出迎えてくれます。

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室内からは、林を背景に赤と築地塀、スモモ()の木が都会の喧騒を忘れさせてくれます。

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近年、失われつつある日本の原風景(自然観)を庭に表現出来ればと思って施工致しました。

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時間が経てば経つほどその環境に馴染んで味わい深い、落ち着きある景色となり、住まう人の心の拠り所となる事と思います。

第二期工事 信長塀

いよいよ始まりました。第二期工事

まずは、主庭側となる場所に沓脱石を据え犬走りを施工します。

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犬走りは、アプローチと同様に真砂土の洗い出し仕上げにしました。

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犬走りは、建物と庭の繋がりとして重要な役割になります。

この室内には、縁側が有りここからが庭を眺める視点となります。
しかし、目の前に控えブロックが有るので隠す事を考えなくてはなりません。

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そこで思いついたのは、あえて突きだして近景にする事です。

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近景にする土塀は、以前から構想を考えていた築地塀(信長塀)にして、スモモの存在感に合う土塀にしようと考えました。

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まずは、築地塀の腰積みからです。
この川石は、御屋敷の延段に使われていた物を再利用しました。

そして、熨斗瓦を積んでいきます。

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積んでいく土は、この庭の赤土を利用して練り固めていきます。

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表裏に鬼瓦の足を入れて、この土塀のポイントにします。

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最後に、屋根瓦を乗せます。

構造物は、屋根で全体のバランスを取り、その格好が決まるので此処はとても神経を使いました。

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土塀の屋根にしては、勾配をきつくしてより信長塀に近い格好にしてみました。

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築地塀は、熨斗瓦の線により庭を幅
広く感じさせる効果を出します。

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庭には、様々な構成要素が組み合わされて作られていきます。構成要素をいかに効かす事が出来るかが庭師にとって、とても重要だと思います。

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そこが、庭の面白さでもあり難しさでもあり、奥深さだと思います。そういった庭こそ見る人の心に感動を与え、住まう人の心の拠り所となって行くと思います。

庭は完成しているのですが、とりあえず長くなりそうなので今回のブログはここまでにして続きは次回のブログで書きたいと思います。

2017年 謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。
2017年も一心不乱に庭づくりに力を注ぎたいと思います。

年明け最初の仕事は、竹垣の改修工事です。

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だいぶ朽ちて崩れてきた竹垣ですが、作り変えても本物(自然素材)で作りたいと御施主様から御要望がありました。
やはり本物での温もりや味わいは、他に変える物がない景色になります。

まずは、主庭側からです。
以前は、建仁寺垣でしたが野暮ったい感じがあったので、今回は杉皮塀に変更しました。

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主庭側の隣家との垣根は以前と同じ建仁寺垣にします。

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そして最後に玄関前です。

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大谷石の塀の先がネットフェンスになっていて、隣のアパートが丸見えです。
燈籠や植栽されている大名竹の存在を生かす為にも主庭側と同様に杉皮塀を施工させて頂きました。

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以前よりも玄関前が引き締まり、燈籠が生きてきました。

今は、既製品の物で組み合わせられている景色ばかりが目につきますが、やはり、自然素材の物には敵いません。

キレイ過ぎず、それでいて年数が立てば味が出てくる自然素材。
どんな場所にも馴染みやすく、落ち着き有る空間が住まう人に癒しを与える事と思います。

漢方3 効果

品川にあるお寺に年末の手入れ管理に来ています。

昨年度のブログでも書いたゴヨウマツの漢方による樹勢回復の様子です。

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       <治療前>

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                         <1年後>

写真でも解るように1年後のゴヨウマツは、青々として沢山の新芽が出ています。

漢方が効いたようです。

樹木の訴える様子を良く観察してそれに合った措置をする事で樹木は元気を取り戻します。

御施主様にもとても喜んで頂きました。
とても嬉しいですね!

参道の手入れ管理終えて、最後に井戸蓋の交換です。

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青竹を並べて棕呂縄で縛ります。

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やっぱり、青竹になると気持ちいいですね!
気持ち良くお正月を迎えられそうです。